不眠症をもっと知る。

知っていましたか?不眠症って一言で言っても不眠症には様々な種類があります。

今回は、実は詳しく知らない不眠症について解説していきます。

不眠症とは、入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒・熟眠障害などの睡眠問題が1ヶ月以上続き、
日中に倦怠感・意欲低下・集中力低下・食欲低下などの不調が出現する病気です。

この文章からわかるように、入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒・熟眠障害などが問題となっているわけです。

そして、日中に倦怠感・意欲低下・集中力低下・食欲低下などの不調がみられた時、

不眠症として扱い、原因に応じた対処法が必要です。

※ 薬の副作用や疾患が原因の不眠症などに関しては専門医の受診をオススメします。

不眠症の原因からお話していきます。
主な原因は以下のものになります。

  • よろしくない睡眠習慣(夕方以降のカフェイン摂取、深夜に高強度ex、就寝・起床時刻が不規則など)
  • ストレス(生活で生じる過度なストレスに起因するもの)
  • 過度の不安(また夜眠れない、次の日に疲労が残ってしまうといった不安感)
  • 疾患によるもの(精神障害をはじめ、心疾患、肺疾患、筋肉または骨の病気、慢性痛など)

それぞれを簡単に説明していきます。

□ よろしくない睡眠習慣

こちらは、多くの方が当てはまります。

夕方以降に仕事が入っていたり、期限ギリギリの資料作成、試験勉強で夜遅くまでなどざらにあります。

そんな時、コーヒーやエナジードリンクを飲んで気合をいれることもあるでしょう。

夕方以降にカフェインを摂取すると、就寝時にも眠れなくなります。

また、時間がないから仕事終わりにジムへ行って、リフレッシュ!!

これも経験している方は多いでしょう。

夜間の高強度の運動というものは、交感神経を亢進させてしまいます。

これらのことって現代の生活スタイルでは、決して珍しいことではありませんよね?

このように、不規則な生活を送っているとどうなるのか?

当然、睡眠のリズムは崩れていきます。

以前も説明したように、リズムが崩れることは睡眠の大敵です。

※ 以前の説明は、こちらから確認できます。

生活習慣を治せるのはアナタしかいません!!!

睡眠を正しく理解して、できることから改善していきましょう。

□ ストレス

きっと誰もがストレスを抱えていることでしょう。

ストレスというものは、自律神経に影響を及ぼしてます。

すなわち、ストレス溜まると交感神経が亢進してしまいます。

簡単に言うと、いつも興奮しているような状態です。

いつも興奮していたら、寝ろと言われて寝るのは至難の技ですよね。

一番良い方法はストレスとなるものを、生活から取り除くことです。

しかし、ストレスの原因は、人や年齢、性別によって様々です。

生活の中からストレスを取り除くのは、容易なことではありません。

そのため、私が紹介するのは

ストレスが原因で眠れないという方への対処法です。

その対処法が、背中まわりのストレッチです。

※ 詳細は、こちらから確認できます。

背中からは、交感神経が出ていて、ストレスが溜まっている方は、背中がガチガチになっていることがほとんどです。

試しにつねってみてください。

びっくりするくらい痛いという方や、つねることができなかった方は、かなりストレス溜め込んでいるでしょう。

動画で紹介したストレッチを行うことで、

背中の緊張は解れ、交感神経の興奮も抑制されます。

□ 過度の不安感

これはけっこう厄介ですね。

なぜかというと、睡眠の質・充実感はあくまで主観によるものだからです。

なので、よくよく話を聞いていると『けっこう寝られているじゃん💦』って方も意外にいるんですよ。

このような場合、不安感を客観視できるような取り組みをお伝えしています。

・睡眠チェックシートを記録する。
➡︎ どのくらい寝ているのかを、客観的に評価する。

・眠れない時は、寝ようとしない。
➡︎ 寝るようにすると、交感神経が興奮しますね。
  そんな時には、いったんベットから出てボーッとしてみましょう。

・寝る前のルーティンをもつ
➡︎ ルーティンによって、体寝るモードになりやすくなりますよ。

□ 疾患によるもの

明らかに疾患によるものの場合、専門医に診てもらいましょう。

イメージしやすいように、例えるならば…

日焼けして身体中がヒリヒリしている時って、寝付きにくくないですか?

このように、疾患から影響を受ける場合は、小手先だけの工夫よりも専門医の意見を聞くのが一番安全で効果的です。

また、精神疾患と睡眠はかなり関係が密なので、こちらも専門医の意見を聞くことをお勧めします。

□ まとめ

様々な対処法をお伝えしましたが、どれも今日から実践できるものばかりですね。

さいごに知っておいていただきたいこととして、

睡眠薬というものは、対症療法でしかないということです。

睡眠薬がないと眠れないという方は、改めて専門医の受診をお勧めします。

自分でできる工夫をしてみてください。

その後に睡眠薬でも決して遅くはないですよ。

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